小さな芽を確認すると植物の生命力を感じます

冬になってから思い切って短く刈り込んだトウガラシの鉢植えですが、なんだか新しい芽が出てきているように見えます。

刈り込んだ直後は、マズイ!切りすぎたか・・・と一瞬後悔しましたが、ところどころに飛び出ている小さな芽を確認すると、いざ春を目の前にして植物の生命力の強さに感心させられます。

今年の冬はよく雨が降ったので、そんなに意識して水やりしなくても枯れる心配がなかったのでよかったです。

ちょろちょろ肥料もあげたし。

過去には今回のように同じく刈り込んだものの、待てど暮せど新芽が出てこないでそのままミイラのような枯れ木にしてしまった経験があるので少し心配でした。

このまま順調に葉や枝が育ってくれるのを楽しみにしています。

今年も目指せ収穫400本!

唐辛子の苗から出てくる新芽
刈り込みすぎを心配したけど芽が出て安心
唐辛子の苗から出てくる新芽
小さな芽は最近出てきたはず

最近見かけるようになった金属プレートのついたアオウミガメ

八重根にはたくさんアオウミガメが住んでいます。

自分の寝る場所も決めてみんなで仲良く生活しています。

そこに最近になって金属プレートをつけたアオウミガメを見かけるようになりました。

今まで気がつかなかったとうことはないと思います。

カメは大好きなので見飽きることもなくいつも近くで観察しているし、釣り糸が絡んでいるとか小さなキズがあるとかも確認していますから、あんなに目立つプレートつけていたら見落とすわけがありません。

で、その子は色々場所を変えながらもそう広くない範囲をうろうろしています。

金属プレートには「JP50075」という番号が読み取れます。

これを検索したら日本ウミガメ協議会というサイトが出てきました。

その会に写真添付してメールを出してみたのですが、返事がありません。

活動しているのだろうか・・・

何らかの調査・研究に番号つけて管理しているのだろうから一助になるといいのだけれど。

八重根の水中で見かけたJP50075のタグのついたアオウミガメ
JP50075のタグのついたアオウミガメ

↓「じゅ」のブログはたまーに更新されます^^
https://ameblo.jp/umi8jo-cd/

クジラはね、気を抜いている時にやってくる

八重根ではザトウクジラに水中で遭遇するチャンスはとても少ないです。

それでも水中では爆音で鳴いていたり、静かにハミングしていたり、毎回ソングは聞こえてきます。

ダイビングの前後でも水面から噴き上がるブローや黒くて大きな背中、立派な尻尾を見ることができます。

でもそれはちょっと離れた距離のクジラです。

でも今日はそれほど水中で大きなソングは聞こえてこなかったけど、海から上がったら防波堤のすぐ先に黒い背中が・・・

しばらく浮いていたかと思ったらブシューってブローが上がりびっくりです。

こんな近くに浮いてるなんて(>_<)

こりゃ少しでも沖に出ていたらバッチリ見えてたぞ!

そうです、クジラは気を抜いている時にやってくるものなんです。

<気温:13℃ 水温:20℃ 透明度:25m>

防波堤のすぐ目の前で背中を出しているザトウクジラ
こんな近くで背中を出していました
エスカを出して狩をしているクマドリカエルアンコウ
エスカを出して狩をしている最中でした
コケムシに尻尾を絡ませているハチジョウタツ
頭のツノと背中の羽がかっこいい
岩の隙間から身を乗り出しているロボコンエビ(アナモリチュウコシオリエビ)
ロボコンどこにいるかわかりますか?
岩の隙間から身を乗り出しているロボコンエビ(アナモリチュウコシオリエビ)
キラキラの爪がかわいいロボコン

海藻のオオバロニアを包み込むイタボヤは成長スピード早いのかなぁ

ガイドなしの調査ダイビングをしていると、本来自分の好きなものに目が止まりついついそこに長居してしまいます。

彼らを心置きなく観察している時はとてもいい脳波が出ているように感じます。

レギュレーターの中にはヨダレも出てるのかな・・・

水面を見上げながら綺麗な金属チックな排気の泡とダースベーダーの呼吸音を聞きながら、今この水中世界にいられる幸せを噛み締めたりもして^^

そしておもむろに岩場の表面に住んでいる「動かないけど動物」たちを愛でるのです。

ホヤやコケムシやヒドロ虫の色やデザインに「うぉーいいねぇ」と一人でモゴモゴ息を荒げたりして。

キレイなぷっくりした海藻のオオバロニアを包むように生活している黄色のイタボヤを見ながら、どんな形状にも広がる柔軟な生活形態と、バロニアにちゃんと光合成ができる表面を残していて優しいなぁなんて勝手に感心してました。

ダイビング中に泳いでいれば必ず目に入る動いている生き物とは違って、自分から観察しないと視界に入らない目立たない存在の水底の生き物をこれからもずっと愛でていきます。

<気温:13℃ 水温:20℃ 透明度:25m>

海藻のオオバロニアを包んで育っているイタボヤの仲間
オオバロニアを優しく包んでいます
鮮やかなオレンジ色の小さなヒトデ
大きさ5ミリ、これで大人か?アミメジュズベリのちびちゃんか?
歌舞伎の見栄を切るポーズをしているキンチャクガニ
歌舞伎の見栄を切るポーズにいつも見えてしまう
サンゴヤドカリのようにツブツブの目をした綺麗なヤドカリ
サンゴヤドカリ系かな?あなたは誰になるの??

一度は着岸できると判断したけどダメになっちゃった

南岸低気圧の影響で、関東の平野部でも雪の予報出ましたね。

東海汽船が夜の間移動しているコースを横切るようにその低気圧が通過しました。

きっと船は欠航するだろうと思っていたら、八重根港に入港ということでした。

「この荒れた中をやってきたんだ!」って感心していたら、防災無線で欠航のアナウンスが。

一度は着岸できると判断したけど、思いのほかウネリが出てダメになってしまった。

この辺まで揺られて来て回れ右・・・乗っている人はきついだろうなぁ・・・

ほぼ一日の伊豆諸島無料クルーズになったということか。

この季節に何度か関東の南海上を通過する低気圧は関東に雪を降らせ悪天候をもたらす悪者に思われがちですが、もうすぐ春になりますよという春の使者なのです。

南岸低気圧の通過したあとの空
南岸低気圧の通過したあとの空
南岸低気圧の通過で荒れる八重根の桟橋
低気圧の通過で荒れました
南岸低気圧の通過したあとの空
低気圧が引きずる雲で空は真っ黒

雪を降らせる低気圧が来る時は暖かい南風が吹いてきます

立春も過ぎて、暦の上では春が始まる頃です。

が、、、しかし、、、

関東は平野でも雪ですね。

明日の朝は道路も歩道もツルンツルンかしら(>_<)

皆様お気をつけて。

関東に雪をもたらすいわゆる南岸低気圧がやってくる前には、島では温かい南風が吹いてきます。

夜になっても気温は18度とぬるいです。

八重根の猫たちも今は寒くないかもね。

でも明日のお昼は風も強く寒いので、静かにしているのでしょうね。

東屋で雨をしのいでいる野良猫
みんなで雨を避けてたヤエネコたち

今シーズン見納めの最後のウチワザメかしら

今年も何匹か姿を見せてくれたウチワザメたち。

一年のうちで観察できるのは、水温が下がってきた頃から冬場の2・3ヶ月くらいしかありません。

海の中の季節を教えてくれるとても大好きな生き物です。

今日も八重根の沖の砂の上を探していたら、一匹だけ砂に埋もれて休んでいるウチワザメが見えました。

パカパカと上に向いているエラから呼吸している姿はとても可愛らしい。

これが今シーズンの見納めになるのかなぁ。

もうお腹も大きくないのでお母さんウチワザメではなさそう。

新しく産まれたチビウチワザメだろうか・・・

これから時間をかけてまた沖の深場に帰っていくんですね。

そしてまた12月頃に戻ってくるのを待ってるよぉという気持ちをテレパシーで送りました^^

<気温:15℃ 水温:21℃ 透明度:25m>

砂に埋もれて呼吸しているウチワザメ
もうすぐ沖に帰って行くウチワザ
カイメンを覗いてみると中のエビと目が合うかもよ
カイメンを覗いてみると中のエビと目が合うかもよ
カイメンの中に住んでいるカイメンカカウレエビ
いました。カイメンカクレエビ

冬もピークですが、たまにはナズマドに入れるベタナギがやってきます

1月も終わりますね。

なんと一ヶ月の早いこと・・・

このままではあっという間にゴールデンウィークですね。

先日まで東海汽船が三日続けて欠航するような荒れっぷりでしたけど、その後には穏やかな海がやってきます。

今月もなんだかんだナズマドに4回くらいは入れたのではないでしょうか。

流石に2月になるともう少し確率は下がってくるでしょうが、年々の温暖化で穏やかな日が増えるかもしれませんね。

毎年同じような「例年らしさ」がなくなって久しいですが、これから益々「例年」から外れた気象サイクルになるんだろうなぁ・・・

ネジレカラマツの上で上手に擬態しているムチカラマツエビ
擬態が上手なムチカラマツエビ
触角のグラデーションが綺麗なキカモヨウウミウシ
触角のブラシもいいですが、色のグラデーションが特に好き(ネギみたい)
青と黄色の色分けが綺麗なスミレヤッコ
カラーリングが綺麗なスミレヤッコ
ミゾレウミウシのゴージャスな冠のような二次鰓
鰓が冠みたいでゴージャスなミゾレウミウシ

日没が遅くなってきたことを十分実感するようになりましたね

日没が遅くなり夕方の5時になっても空はまだ少し青い部分を残すようになりました。

昨年12月の中旬の冬至を超えて一ヶ月、確実に日没が遅くなってきたのを嬉しく感じます。

これからどんどん遅くまで明るい季節です。

それはとても嬉しいのですが、あまりに考えが先走って頭の中で既に6月の夏至まで行き着いてしまい、日が短くなる日まであと何日か・・・なんて数えてしまい危うく暗い気持ちになるところだった(>_<)

気にしない、気にしない・・・

夕方の5時をすぎてもまだ明るい水平線
5時をすぎてもまだ明るい空

前々から「冬になったらやろうリスト」に入っていたペンキ塗り

オンシーズンと同じくらいオフシーズンが好きです。

大好きな趣味や日曜大工、オーバーホールが落ち着いてゆっくりできます。

時間に追われないでできるのはストレスなくて楽しいのみ!

日焼けサロンの防水ペンキ塗りも「冬になったらやろうリスト」の一つで、ようやく晴れが続くので数日かりましたがそれなりに綺麗に終わりました。

いつも日曜大工は自分に対して甘々な採点ですが、それが次へのモチベーションになります^^

上手くいっても少し失敗しても自分でやっていることに楽しさがあります。

なるべく自分の頭で考えて楽しくレベルアップしてできることを増やしていきたいです。

コンクリートの屋根の防水塗料を塗るところ
防水フェチとしてはしっかり下地のプライマーも塗っています(当たり前か・・・)
これから二度塗りするところのコンクリートの屋根
一日に何度もやってくるクロちゃん
コンクリートの屋根の防水ペンキ塗りが完成しました
二度塗りしたからいいんじゃないかい!

クロちゃんは毎日来るし、いつまでもいるようになってきた

窓から外の景色を楽しんでいるミューですが、その楽しみの中にはやってくるクロちゃんを眺めること。

そしてクロちゃんもミューに気がついるようで、これまではパトロールの途中日向ぼっこ的な使い方でウチにきていたのがもう一つ理由ができた感じ。

気がつくといつもいる・・・少しいなくなってもまた来ている・・・

器材洗い場、車の下、日が当たる芝生・・・

クロちゃんとどんな関係を築けばいいのか難しい問題が発生してしまった。

外にいる黒猫を身を乗り出して見ている三毛猫
しっかりクロちゃんを見つめています
日差しを体に浴びて暖まっている黒猫
ミューから見える場所でじっと日を浴びて暖まっています

ウミウシの触覚の質感にモエモエしてしまいます

ウミウシの色や形は多種多様です。

最近の図鑑をみると、名前なんてとても覚えきれないほど種類分けされていますし、沢山の写真があるので見ているだけでも楽しいです。

そんなウミウシたちのどこが好きって言われると、色々あって悩むけど僕は触覚かなぁ^^

ミカドウミウシのように大きなウミウシだと、水中で肉眼で見ていてもそのパーツはよく観察できます。

ぷよぷよした感じでさらにシマシマの模様まで入って、柔らかそうな質感がモエモエです。

ウネリが強い時に、このぷよぷよの触覚が煽られてブルブルしているのもいいですね^^

厳しい環境に力強く耐えている姿が伝わってきていいですね。

ぷよぷよした触覚がステキなミカドウミウシ
ぷよぷよした触覚がステキなミカドウミウシ

今年に入って一番寒いのではないでしょうか

冬も本番で、二十四節気の「大寒」を過ぎたばかりということもあって今日は一番寒いのではないでしょうか。

異常気象とは言われていますが、昔からある二十四節気の季節の移り変わりはピッタリはまっているように思えます。

島の周りの海は大荒れで、船の欠航も続きそうです。

今日は空が白くなるくらい霰が降っていました。

ネコはコタツで丸くなる・・・ミューにはコタツがない・・・

屋根に叩きつけるアラレ
カチカチという音とともに大量に降ってきました

フリースの毛布をかけてもらって寝ている三毛猫
コタツはないけどポカポカです

似てるんだけどよく見ると違うよなぁっていう生き物

海の生き物は多種多様な色や形をしていて、陸上で見る生き物とは何もかもが違います。

普段見慣れていないものだから、出会ってもぱっと見では違いのわからない生き物たちが色々います。

このツキチョウチョウウオもその一例です。

本家のチョウチョウウオに似てるんです。

ナズマドでは2種類(チョウチョウウオとツキチョウチョウウオ)が一緒に泳いでいることもあるので、そんな時は見比べる観察のチャンスですし、一緒にいればなんだか違うなぁっていうのをすぐに見てとれると思います。

一緒にいてもそれぞれの違いに気づかず全部チョウチョウウオだと思う人もいるかもしれません。

ぱっと見似てますから^^;

しかもツキチョウチョウウオはチョウチョウウオの分家ですから似ていないはずがありません。

今度2種類が並んでいたら違いを見つけてみてください。

答え:ツキチョウチョウウオの方が目つきが鋭い

目つきがわかるまで近くに寄らせてもらってくださいね。

逃げられて遠くからしか観察できなければ目つきの違いは見えないかもしれませんから^^

本当の答え:尻尾の柄で違いがわかります

仲良く並んで泳ぐツキチョウチョウウオ
目つきが鋭いツキチョウチョウウオ

マスクの改造が思った以上の満足な仕上がりになりました

先日届いて早速使ってみた鼓膜が濡れないカバーと一体型のマスク。

結果はしっかりとカバーの中に水が入ってきてズブズブです。

全く耳カバーの存在がないに等しい結果に終わりました。

どうやら耳当ての押さえつけが足りないことで隙間ができて水が入ってきているようです。

みんな耳の周りの形も違うのに商品のサイズは一つしかないので、合う人と合わない人が出てくるんでしょうね。

それでも耳カバーの中に半分くらいは水が入ってきていて、残り半分にはちゃんと空間が残っている感じはしました。(水中で頭を振ると耳のそばでチャプチャプと水が動く空間があるのを感じます)

あとは耳の周りのシールのやり方さえうまくいけば、念願の鼓膜が濡れないダイビングができるかもしれません。

同じものを使っているガイド仲間にビーニーをかぶって、耳カバーを両側から押さえつけると水が入ってこないとアドバイスをもらい試してみました。

そのアドバイス通りにビーニーをかぶりあご紐をキツめにしていざダイブ!

潜降してスグのタイミングやしばらくして沖の水深25mあたりに行った時に頭を振って確認しましたが、耳カバーの中のチャプチャプ音は聞こえてきません。

ということは結果は二つに一つですね。

完全に水で満たされてしまっているか、全く水が入ってきていないか・・・

感触としては、水が入っていなくて、しっかりと空間があるように感じるのですが・・・

いつも耳抜きする時の鼓膜のところまで海水が来ているようなヒヤッと感はないよなぁ。

耳ばかり気にするダイビングを40分ほどして水から上がり耳カバーを外してみると、なんだか外耳道は濡れていないみたいです。(グローブもフードも髪の毛もみんなびちょびちょなのでぱっと見は耳は濡れていますが、耳の中は乾いている感じがしました)

この耳カバーは使う価値ありだ!ということで、それならば自分のマスクに取り付けたい。

当初のマスクでも問題ないのですが、やはり普段の使い慣れているマスクとは視界が違うので慣れません。

恐るおそる自分のマスクにドリルで穴を開けたりしましたが、ひょんな思いつきから工具箱の中にあったハトメ用の金具が尖っているので穴をあけるのに使えるのではないかと思いたちやってみたら大成功!

ドリルでは穴あけが難しいシリコン素材に綺麗に丸い穴が開けられました。

しかも都合よくチューブの径とピッタリ同じなんですから感動です!

思った以上の満足な仕上がりだと思います。

またテストダイブが楽しみです。

それが上手く行ったら、次はこのマスクに合ったオリジナルフードを作りたいな^^

フードの耳の部分をカットしてミミカバーが入るように改造した
耳カバーの部分のフードをカットしたけど、外から見てもわからないね
マスクを改造しています
色々な工具を出してきましたが、ハトメの金具が最優秀選手でした
マスクのスカートに取り付けられているチューブを外しています
元々のマスクから部品を外します
本来のマスクから部品を外して自分のマスクに付け替えます
元々のマスクから僕のマスクにチューブを付け替えます
マスクのスカートにハトメの金具で穴を開ける
ハトメ用の金具のおかげでチューブにピッタリの太さのキレイな穴が開けられました
マスクのスカート上部にハトメ用の金具で穴を開けてチューブを入れる
ハトメ用の金具で開けた穴とチューブの径がピッタリすぎて感動しました
マスクのスカート上部に穴を開けてチューブをつけた
プラスチックのナットを絞めて水が漏れないようにします
マスクのスカート上部に穴を開けてチューブをつけた
しっかり触角(チューブ)がつきました あとは耳カバーと接続です
鼓膜が濡れないように耳カバーがついたダイビング用のマスク
満足のいく位上がりで自分のマスクがバージョンアップ!
窓越しにこちらを見ている三毛猫
作業を見守っていたミュー