ヤマトワグシウミウシは見た目がとても地味ですが

今日はヤエネコです。

ほとんどの時間を湾内で過ごしました。

急にアオモグサが大きく成長してきて、緑が鮮やかな水底です。

そこにコノハガニのメスが頭に海藻を刺して擬態していました。

擬態と言ってもとても目立っていましたけど。

そして地味なウミウシも・・・

ヤマトワグシウミウシですが、茶色系ですから目立ちません。

それでもよくみると、各パーツが複雑でかなり立体的なウミウシです。

噛めば噛むほど味が出るタイプですかね。食べませんけど^^;

<気温:18℃ 水温:19.5℃ 透明度:25m>

地味で海底に溶け込んでいるヤマトワグシウミウシ
ヤマトワグシウミウシ
頭に海藻を付けて擬態しているコノハガニのメス
コノハガニのメス
赤い海藻の上にいるピンクのブドウガイの仲間
ポチ目が可愛いブドウガイの仲間

ナズマド三昧でクジラ狙うもそう上手くは行かないか

今週も週末に穏やかな海がやって来ました。

ナズマド三昧で楽しいですね。

クジラ狙いで一日へばりつきでしたが、声もあまり聞こえなかったけど水面で大きな尻尾をバンバン水面に叩きつけるシーンは見ることができました。

水中の雰囲気はそれほどでもなかったので、今日は水底の生き物に集中できました。

若干水温が上がって、そのせいか水色があまり良くなかったので、遠くを見るような環境ではなかったですしね。

透明度は珍しく20mくらいに落ちていましたから。

まだまだクジラ狙えますから、行ける時には行きましょう!

<気温:20℃ 水温:19.6℃ 透明度:20m>

コイボウミウシの上に乗っているカズキンチャンウミウシ
ゲストフォト:背中に上にアカズキンチャンが乗ってました
指に停まっているいるムカデミノウミウシ
ゲストフォト:中層でフワフワしていたので指にとめたムカデミノウミウシ
ナズマドの海辺で遊ぶシャルル
かわいいシャルルちゃん
海藻の上を歩いているマダライロウミウシ
ゲストフォト:模様がステキなマダライロウミウシ
海藻の上を歩いているオトヒメウミウシ
ゲストフォト:丸くて可愛いおトヒメウミウシ
岩の上を歩いているアカネコモンウミウシ
ゲストフォト:アカネコモンウミウシ

アオリイカの産卵床を今年も入れてきました

毎年恒例の春のアオリイカの産卵床を入れてきました。

毎回水中での作業だけでも大汗かくのに、今日は陸の気温が高く風もないので、どちらもアッチッチ!

さてイカちゃんはいつやってくるのかな。

クジラの声とイカちゃんの産卵のコラボ、楽しみです。

<気温:20℃ 水温:18.5℃ 透明度:30m>

半分日陰に入って休憩している八重根のネコ
ネコも暑いので、お尻半分は日陰に
ダイビング事業者協会のメンバーで、アオリイカの産卵床の設置した記念集合写真
イカちゃんのお世話した人たち
アオリイカの産卵床に使う木の枝
5箇所に産卵床入れました
イカの産卵床を設置するために八重根に集まったメンバー
日差しも強くいいお天気でした
水底の岩に産卵床の枝をロープで縛るダイバー
ヒモで固定します

クジラが跳ねイルカが泳ぎサメが通る盛りだくさんのナズマド

最近穏やかな海が増えてきましたように感じます。

ナズマドはエントリーロープがなくても出入りできる静かな海。

ポイントに着くと近くにクジラの背中が見えて大きな尻尾を優雅に上げて潜降して行きました。

またイルカも岸から近い場所で背鰭を出して泳いでいました。

陸からすでに大物を見られて気分が上がります!

そして僕のラッキーポイントでサメを待っていると・・・

どーん!と二匹のハンマーヘッドが寄ってきました。

やはりココはラッキーポイントだと再認識。

ゲストさんとマスク越しにニヤニヤしちゃいました^^

3本目は更に本気でザトウクジラに遭遇しようと根待ち。

直接見ることはできませんでしたが、かなり近くを通過

したらしく、ニアミスだった(>_<)

全部水中で見れたらグランドスラムだったなぁ。

でもチャンスはまだある!

潜り続けていればこそですよ!

<気温:16℃ 水温:18.6℃ 透明度:25m>

ライトグレーの背中が大きなハンマーヘッドシャーク
ゲストフォト:キレイなライトグレーでした
優雅に泳ぐ二匹のハンマーヘッドシャーク
ゲストフォト:優雅な泳ぎでした
穏やかな八丈島ナズマドのエントリー場所
湖みたいなナズマド
触角のグラデーションが綺麗なキカモヨウウミウシ
ゲストフォト:触角が歯間ブラシ
柄が素敵なエンビキセワタ
たくさんいるエンビキセワタ

ハンマーヘッドはイルカかと間違えるほど大きかったなぁ

今日で2月も終わりなんですね。

もう今年の1/6が過ぎてしまいました・・・はやっ

ナズマドはとっても静かで、海もギラギラ!

小潮なので流れもほとんどなく、スクーターで沖までスイスイでした。

クジラの声は聞こえるものの、距離は遠そうでした。

器材の準備をしてエントリーするまで海を見ていましたが、クジラの気配なし^^;

ならば水底に集中しても平気かな、と思っていたのがマズかった・・・

毎度学習しないなぁ・・・

水底を観察している時に、また後ろを通過されました(>_<)

振り向いた時には後ろ姿が見えたのですが、あまりに大きくてイルカかと思っちゃいました。

すごい太ったハンマーが三匹、静かに通過して行きました。

あと30病早く顔を上げていたら・・(>_<)

あぁあ、またやっちゃった。

太ったハンマー撮りたかったなぁ。

<気温:16℃ 水温:18.8℃ 透明度:25-30m>

群れで固まっているツバメウオ
ずっと同じところにいます
仲良くサンゴを食べているユウゼンのペア
ユウゼンはいつも仲良くペア

八重根にいたマダラトビエイは瞬間移動のマジックのように速かった

昨日の波はかなり収まった八重根。

雨もついでに上がって、ヤエネコたちも海辺に出てきました。

「じゅ」も見たって言ってたけど、八重根のアーチの上でかっこいいマダラトビエイがホバリングしていることがあるんです。

その場所がお気に入りなのか・・・

そして今日はもっと内側に入ってきていて、食べ物を探していたのか根の間の砂地にいたんです。

背中のたくさんの白いドットのエイが水底にいることをイメージしていないので、見かけた時はちょっと不思議な感じでした。

見たことある柄、図鑑で見るエイでしょ?んっ?ここで?

すぐに八重根のアーチの上でホバリングしていた時の映像が頭に浮かんで「あぁ久々のマダラトビエイだ」って納得できました。

頻繁に見かけない生き物を見ると一瞬止まりますね、動きも思考も。

その後はマダラトビエイらしくビュンッって一気に瞬間移動でいなくなりました。

また気にしていたら見られるかな。

まずはアーチに近づいてきたら、上の方に視線を持っていこう。

<気温:10℃ 水温:18.6℃ 透明度:25-30m>

紫色のグラデーションが綺麗なシンデレラウミウシ
ゲストフォト:シンデレラ
黄色が目立つコガネキュウセン
ゲストフォト:黄色が目立つコガネキュウセン
外套膜が綺麗なコンシボリガイ
ゲストフォト:最近出歩いているのことが多いコンシボリ
岩場から顔を出しているコケギンポ
ゲストフォト:コケギンポの仲間

ニセモチノウオを見るとメガネモチノウオが浮かんでくる

サンゴの間をチョロチョロ動いてなかなかゆっくり観察できないニセモチノウオ。

小さいながらも体の色がとてもキレイで、ライトを当てると映えるお魚です。

ベラの仲間でモチノウオ亜科・・・ということは・・

あの大きなナポレオンフィッシュと同じグループ。

小さくてよく動くニセモチノウオを見ながら、頭の中には大きなプックリした口のナポレオンが浮かんでいます。

毎回です。

サンゴの中に隠れているニセモチノウオのペア
ニセモチノウオのペア

ヒオドシユビウミウシの食事は焼き鳥を食べてるみたい

今日はクラウン2回目のゲストさんと初めてゲストさんでした。

お帰りなさいと初めまして^^

八重根のアーチに逆さまにくっついてるヒオドシユビウミウシを観察。

大きく広げた口の間にご飯のコケムシを挟んで食べている姿は、咥えた焼き鳥の串を横に引っ張って食べてる人にしか見えなかった^^;

とても美味しそうに食べますね。

食リポもできるのかな?

<気温:11℃ 水温:19℃ 透明度:25-30m>

焼き鳥の串を咥えて食べているように見えるヒオドシユビウミウシ
焼き鳥食べてるみたいなヒオドシユビウミウシ
よく動いてせわしないノドグロベラの幼魚
ノドグロベラのちびちゃんもいました

トウモンウミコチョウの素敵な模様はなんのため?

ウミコチョウの仲間の中でも柄が見事なトウモンウミコチョウ。

柄や色には色々な意味があるけど、この模様にはどんな意味があるんだろう・・・

ヒラヒラしたカイメンの上でよく見かけるので、擬態にはなっていないけど、このカイメンに辿り着くまでの間、地面の色々な生き物の中を歩いてくるにはとても良い擬態なんでしょうね。

一度カイメンから降りてしまうともう見つけられない^^;

1センチ以下の小さなトウモンウミコチョウでも、カイメンの上にいてくれると見つけやすいので助かります。

まだ小さなトウモンウミコチョウ
カイメンの上にいるトウモンウミコチョウ

ドライスーツにダイブコンピューターデビューおめでとう

今日はとっても気温が高くてポカポカ。

透明度も素晴らしく、余裕で30m以上ありますね。

八重根ではとても大きなクジラの声が聞こえていました。

今まで聞いたことのないような低いドラムのような声も。

かなり近くにいるように思ってしまうのはいつものことですが、どうやらその後に水中でクジラに遭遇できたガイドさんがいたみたいです(泣)

ウラヤマピー(>_<)

ウラヤマピーと言えば、いつも一緒に潜っているゲストさんたちが揃っておNEWのドライスーツとダイブコンピューターのデビューでした!

スーツの色を悩んだりしていた時も楽しかったな^^

そして実際に出来上がってきたスーツはカラーシュミレーションで見た時よりもステキ。

これからたくさん一緒に潜る相棒ができましたね。

<気温:18℃ 水温:18.8℃ 透明度:30-40m>

ドライスーツを披露しているダイバー
マイドライスーツデビューです
アデヤカイボウミウシ
アデヤカイボウミウシ
ブルーのラインが綺麗なアマミスズメダイの幼魚
アマミのちびちゃん
エラがアロエに似ているウミウシ
アロエみたいな二次鰓
貝殻の赤いラインが綺麗なベニシボリ
歩くのが早いベニシボリ
ヒラヒラしているハダカハオコゼ
ハダカハオコゼ
フサフサが綺麗なコヤナギウミウシ
キラキラコヤナギ
海藻につかまるハチジョウタツ
元気にしていました
日差しが強く穏やかな八重根の海
5月みたいにポカポカよ

八重根の湾内には7匹のカメが集まっていました

今日もお店から八重根の海を見ていたら、クジラのブローと背中が見えました。

肉眼でも見えるのですが、更に双眼鏡で覗いたら、親子のクジラが並んで泳いでいるのが大きく見えました。

でもってヤエネコに潜りに行きました。

潜降した湾の中ですでに視界には7匹のカメがいました!

みんなそれぞれに食事中です。

一度に7匹を見るのは初めてじゃないかな・・・

とても平和で安心できる環境なんだなぁと、八重根の素晴らしさを再確認しました。

カメたちが食べている岩場の海藻の上には沢山のマキエホテイヨコエビが飛び跳ねています。

時々カメの口の中にも入っているのかな??

<気温:13℃ 水温:19℃ 透明度:30m>

八重根の湾内に集まっていた7匹のアオウミガメ
全部で7匹のカメが周りにいました
アオモグサの上にいるマキエホテイヨコエビ
アオモグサの上をぴょんぴょん跳ねています
ピンクカバと言われているブドウガイの仲間
ブドウガイの仲間でポチ目

フサマツカサウミウシはステキな色と形をしていました

2月に入っても海が静かな時はあります。

決して多くはないけれど。

そんな数少ない静かな海が続いています。

お昼からナズマドに「じゅ」と様子を見に行って来ました。

小島の方までずっと水面はフラットで、潮目もなくあまりに静か。

エキジトロープがなくても出入りできる静かさで、とても2月の海とは思えません。

見える範囲にクジラのブローが全くなく、雰囲気はゼロです。

これはこれで寝付きの生き物に集中できてよかったかな(半分は負け惜しみですけど^^;)。

水中ではかすかにクジラの声は聞こえて来ましたが、これだけ流れがなければ近づいてくる気配もありません。

ニノ根の先で静かな海を味わいながら手元の海藻に小さなウミウシが乗っていました。

見たかった生き物は15mくらいの大きさだったけど、写真を撮ったのは1センチくらいのフサマツカサウミウシでした。

ツノも可愛らしい形だし、マツカサの色もグラデーションでとてもキレイでした。

大きくても小さくても生き物はみんな可愛いです。

<気温:16℃ 水温:19℃ 透明度:30m>

紅藻の上を歩いている背中のボツボツが綺麗なフサマツカサウミウシ
フサマツカサウミウシ
背中の黄色いラインが鮮やかなタカベの群れ
タカベだけじゃなくてウメイロモドキも見られます
水面近くで集まっているツバメウオの群れ
昨年からずっと同じ場所にかたまっています
いつもペアで泳いでいる八丈島を代表する魚ユウゼン
ナズマドと言えばユウゼン。7匹くらい集まっていました
湖のように静かなナズマド
湖のように静かなナズマド

地味なボディの中に隠れているちょっとしたキレイな色が良かったりする

ウミウシたちは基本的には色がキレイで鮮やかな種類が多いですよね。

形も色々とユニークですが、配色やデザイン性が素晴らしいです。

そんな派手なウミウシたちは、よく目が向けられますし写真にも撮ってもらえる人気者です。

どちらかと言えば色や模様が地味なタイプのウミウシたちは、認識してもらえるものの、その後カメラを向けてもらえな買ったりします。

取るに足らない、ならぬ”撮るに”足らない・・・

本人は周りに見つからないように地味にしているので、身を守る手段を「地味」と言われても・・・って思っているかもしれませんね。

それでもどこかウミウシ感を出そうとしてちょっとだけ派手な部分を残していたりします。

ムカデミノウミウシの背中のラインに沿った鮮やかなブルー、クロスジアメフラシのボディに散りばめられた水色の点、ミヤコウミウシのボディにもいくつものブルーの点。

その小さな点々があるおかげで、もう地味なんて言わせません。

背中のターコイズブルーの点々がキレイなムカデミノウミウシ
ミノに隠れたブルーの点々が鮮やか

今年の冬は例年に比べて本当に寒い日が多いですね

今日はクラウンお初のゲストさん。

遠くからお越しでありがとうございます^^

ウェットで冬の海に挑んでおられました。

流石に2本目は少し寒かったようで、その後の温泉にてリカバリーして来ました。

陸はまだ寒い季節がしばらく続きますが、水中では安定してクジラの声も聞こえてきて、冬から初夏までの風物詩としてお楽しみいただけます。

もう明日から2月なんですね。

今年も12分の1が終わってしまった・・・早すぎ^^;

ウネリが収まった八重根の湾内
八重根も静か、ヤエネコも元気!

ウミウシの写真を撮るときにどの向きで撮りましょうか?

軟体動物のウミウシはその名前の通りクネクネしていて、どんな場所にもどんな角度にもくっ付きます。

重力の世界に暮らす僕らの生活からは、水底を這って歩いてくれている構図が一番安心するというか違和感がないと思うんですが、そうでない場面を見かけることの方が圧倒的に多いですよね。

カメラを構えても、縦横が決まらない構図の時がとても多いのではないでしょうか。

なんでよりによってこんな姿勢になってるのぉ〜っていう時もしばしば。

でもそれが水中の生き物の自然の暮らしで、大きなお世話って言われちゃいますね^^;

写真のシンデレラはオーバーハングの入り口の天井に今にも落ちそうな口先だけで掴まっていました。

地面や生き物の向きや上下が正しくないですが、これが水中世界の面白いところだと感じます。

頭の中の重力という意識を、水中では浮力の世界にして観察するとカメラを構える相手が増えるかもしれませんよ。

口で海藻を咥えて落ちないようにしているシンデレラウミウシ
落ちそうで落ちないシンデレラ