だんだんと海藻が消えていく季節になって来ました

全部の海藻がいなくなるわけではないけど、通年見られる海藻以外はだんだんと季節が進むにつれて見られなくなっていきます。

フクロノリも今が一番盛大に増えていて、これから水温が上がる中で徐々に溶けてなくなっていきますね。

そんなフクロノリの上にはソヨカゼイロウミウシが乗っていたり、ブダイのちびちゃんが隠れていました。

キレイなアヤニシキもこれから消えていく前に、沢山の胞子嚢を膨らませて新しい種を増やしています。

生き物のリレーが続いていきます。

<気温:17℃ 水温:19.7℃ 透明度:25m>

海藻の上で伸びているソヨカゼイロウミウシ
漂ってくる匂いを嗅いでいるのかな

割れたフクロノリの中に隠れているブダイの幼魚
割れたフクロノリの中に隠れています
海藻のミルの上にいる小さなテントウウミウシ
このテントウは2ミリなかったな

アオモグサの上にはマキエホテイヨコエビの集団が

一部の海藻の季節がそろそろ終わろうとしていますが、アオモグサも岩から剥がれてコロコロし始めています。

まだ踏ん張っているアオモグサの塊の上をよく見ると、沢山のマキエホテイヨコエビが集まっています。

まだ個体が小さいのですが、あと一回り大きくなったらもっと撮りたいなぁ。

海藻のアオモグサの上に群れているマキエホテイヨコエビ
マキエホテイヨコエビ

イボヤギミノウミウシが食事を終えたようです

ナチュラリストとしては、食べる食べられるの関係にはとても興味があります。

八丈島の水中は沢山の腔腸動物が棲んでいます。

黄色やピンクが鮮やかなイボヤギなどのキサンゴ科をよく見かけます。

それをエサにしている生き物にイボヤギヤドリイトカケやイボヤギミノウミウシがいます。

イボヤギの中身が食べられて、白く骨格だけが残ります。

彼らはイボヤギのポリプの塊の莢に擬態しているので見つけにくいですが、彼らが食事した後の白い骨格になったキサンゴを見つけたら、その周りを探すと見つかる確率が上がるかもしれませんよ。

自分が食べている生き物に似せながら食事をする・・・色々と合理的ですね。

エサにしたキサンゴの横にいるイボヤギミノウミウシ
食べ終わったキサンゴの横にいるイボヤギミノウミウシ

今日は東風になったのでナズマド三昧できました

春なので荒れる日もあれど、ナズマドに入れる日が増えているので嬉しいです。

陸からはクジラの尻尾も見れました^^

初夏に向けて魚たちの動きが良くなっているように感じます。

色々求愛行動も見られます。

ウミスズメが中層でメスをツンツンしていたり、タテジマヘビギンポやヨゴレヘビギンポもメスの周りをチョロチョロしています。

確実に季節が動いているのを感じますよ。

<気温:17℃ 水温:19℃ 透明度:25m>

岩場のタテジマヘビギンポのカップル
タテジマヘビギンポのカップル
海藻のアミジグサの先にいるキャラメルウミウシの幼体
アミジグサの先っちょにいるキャラメル
岩場の暗がりに隠れているモンツキベラの幼魚
モンツキベラのちびちゃん
紫色とオレンジが綺麗なニシキウミウシ
ニシキウミウシ

八重根がよく落ち着いたとはいえ中はウネウネ

よくここまで落ち着いたものだと感心するも・・・

たまにデカいウネリがドーーーンって入ってきます^^;

もちろん中もユレユレのウネウネでしたが、時間を追って落ち着いてくるでしょ。

そう思って3本入りましたが、夕方になってもそれほど落ち着きませんでしたね。

恐るべし昨夜の低気圧。

流石にもう明日はナズマドでしょ。

<気温:16℃ 水温:19℃ 透明度:20-25m>

水面を背中に、水中へ降りてくるダイバー
ウネウネの八重根
ナガレハナサンゴの横にいるクモガニの中まで、オランウータンクラブ
オランウータンクラブ
海藻に捕まる白い小さなシロウサギウミウシ
小さなシロウサギウミウシ
エントリーロープの下で海藻を食べているアオウミガメ
またロープの下で食事してる

久しぶりに東側でボートダイブして来ました

今日はクラウンお初のゲストさんとリピーターさんのガイドです。

昨日からの低気圧の通過で、南側の海は大荒れ。

なのでそれなりに静かな東側からボートダイブです。

イデサリとタレドに潜り、3本目はビーチで底土に行って来ました。

水中にウネリはありますが、流れがほとんどなかったので泳ぎやすかったです。

ガイド仲間にパンダちゃん紹介してもらいました。

他のウミウシたちもそうですが、みんなそれぞれのご飯をモグモグしていました^^

今晩からまた風向きが変わるので、明日は八重根の予定ですが、果たして朝までに凪るかな。

<気温:18℃ 水温:19.5℃ 透明度:20-25m>

海綿の上に着いているカイメンツキを食べているパンダツノウミウシ
ゲストフォト:ご飯食べてるパンダちゃん
柄が素敵なヒオドシユビウミウシ
ゲストフォト:ヒオドシユビウミウシ
海面に棲んでいるイソハゼの仲間
ゲストフォト:イソハゼの仲間
コンガスリウミウシの手前にヒドロ虫
ゲストフォト:手前のヒドロ虫がステキ
ヒドロ虫を食べているニセハクセンミノウミウシ
ゲストフォト:小さなニセハクセンミノ
海底を歩いているシモフリカメサンウミウシ
ゲストフォト:シモフリカメサン
カイメンに隠れているスケロクウミタケハゼ
ゲストフォト:スケロクウミタケハゼ
ホンカワウミウシの正面顔
ゲストフォト:いい顔してます。ホンカワウミウシかな

オルトマンワラエビのお母さんは卵持ちでした

ナズマドは静か、八重根も静かです。

まずはナズマドを潜ることに。

ウミウシも沢山いましたし、オルトマンワラエビも卵持ち母さんがちらほら。

午後もナズマドを潜ろうと思ってましたが、水面休息中から流れが速くて・・・

しかも止まる気配がないので、諦めて戻りがてら八重根で潜ることになりました。

クジラも声はもれなく聞こえてくるのですが、距離は遠そうです。

久しぶりにアカテンミノウミウシ見ましたが、小さすぎて肉眼ではアカテンが確認できませんでした。

ミノウミウシだな、というのがわかるのが精一杯。

写真を拡大すると、キレイな色が色々出て来ました。

ウミウシって色のセンスとか本当に素晴らしいといつも感心します。

<気温:19℃ 水温:19.7℃ 透明度:25m>

ヒドロ虫を食べているアカテンミノウミウシ
アカテンミノウミウシ
岸近くにいるアオウミガメ
エントリー口によくいるアオウミガメ
サビカラマツに棲んでいるオルトマンワラエビ
お腹にキラキラ卵持ち母さん
小さなヒドロ虫を食べにやってきた小さなルージュミノウミウシ
小さいルージュが小さいヒドロ虫を食べに来ました
海藻に尻尾を巻き付けているハチジョウタツ
ハチジョウタツは元気でした

セスジミノウミウシが仲良く食事していました

なんで平日って言うとこんなに静かなんでしょう・・・

今年の冬はナズマドがそれなりに沢山潜れましたたが、ほとんどが平日だったような気がします。

と言うことで「じゅ」と調査ダイブして来ました。

クジラの声は大きく聞こえてましたよ。

潮は緩く南から。

ウメイロモドキも群れが綺麗でした。

岩陰ではセスジミノウミウシたちが仲良くヒドロ虫を食べていました。

ルージュミノウミウシも綺麗ですが、セスジミノウミウシもこれまた綺麗です好きです^^

<気温:18℃ 水温:19.6℃ 透明度:20-25m>

食事しているセスジミノウミウシのペア
食事中のセスジミノウミウシ
尻尾の白いラインが綺麗なニジハタ
大好きなニジハタ
青光りしているアオリイカ
青光りしていました

ヤマトワグシウミウシは見た目がとても地味ですが

今日はヤエネコです。

ほとんどの時間を湾内で過ごしました。

急にアオモグサが大きく成長してきて、緑が鮮やかな水底です。

そこにコノハガニのメスが頭に海藻を刺して擬態していました。

擬態と言ってもとても目立っていましたけど。

そして地味なウミウシも・・・

ヤマトワグシウミウシですが、茶色系ですから目立ちません。

それでもよくみると、各パーツが複雑でかなり立体的なウミウシです。

噛めば噛むほど味が出るタイプですかね。食べませんけど^^;

<気温:18℃ 水温:19.5℃ 透明度:25m>

地味で海底に溶け込んでいるヤマトワグシウミウシ
ヤマトワグシウミウシ
頭に海藻を付けて擬態しているコノハガニのメス
コノハガニのメス
赤い海藻の上にいるピンクのブドウガイの仲間
ポチ目が可愛いブドウガイの仲間

ナズマド三昧でクジラ狙うもそう上手くは行かないか

今週も週末に穏やかな海がやって来ました。

ナズマド三昧で楽しいですね。

クジラ狙いで一日へばりつきでしたが、声もあまり聞こえなかったけど水面で大きな尻尾をバンバン水面に叩きつけるシーンは見ることができました。

水中の雰囲気はそれほどでもなかったので、今日は水底の生き物に集中できました。

若干水温が上がって、そのせいか水色があまり良くなかったので、遠くを見るような環境ではなかったですしね。

透明度は珍しく20mくらいに落ちていましたから。

まだまだクジラ狙えますから、行ける時には行きましょう!

<気温:20℃ 水温:19.6℃ 透明度:20m>

コイボウミウシの上に乗っているカズキンチャンウミウシ
ゲストフォト:背中に上にアカズキンチャンが乗ってました
指に停まっているいるムカデミノウミウシ
ゲストフォト:中層でフワフワしていたので指にとめたムカデミノウミウシ
ナズマドの海辺で遊ぶシャルル
かわいいシャルルちゃん
海藻の上を歩いているマダライロウミウシ
ゲストフォト:模様がステキなマダライロウミウシ
海藻の上を歩いているオトヒメウミウシ
ゲストフォト:丸くて可愛いおトヒメウミウシ
岩の上を歩いているアカネコモンウミウシ
ゲストフォト:アカネコモンウミウシ

アオリイカの産卵床を今年も入れてきました

毎年恒例の春のアオリイカの産卵床を入れてきました。

毎回水中での作業だけでも大汗かくのに、今日は陸の気温が高く風もないので、どちらもアッチッチ!

さてイカちゃんはいつやってくるのかな。

クジラの声とイカちゃんの産卵のコラボ、楽しみです。

<気温:20℃ 水温:18.5℃ 透明度:30m>

半分日陰に入って休憩している八重根のネコ
ネコも暑いので、お尻半分は日陰に
ダイビング事業者協会のメンバーで、アオリイカの産卵床の設置した記念集合写真
イカちゃんのお世話した人たち
アオリイカの産卵床に使う木の枝
5箇所に産卵床入れました
イカの産卵床を設置するために八重根に集まったメンバー
日差しも強くいいお天気でした
水底の岩に産卵床の枝をロープで縛るダイバー
ヒモで固定します

クジラが跳ねイルカが泳ぎサメが通る盛りだくさんのナズマド

最近穏やかな海が増えてきましたように感じます。

ナズマドはエントリーロープがなくても出入りできる静かな海。

ポイントに着くと近くにクジラの背中が見えて大きな尻尾を優雅に上げて潜降して行きました。

またイルカも岸から近い場所で背鰭を出して泳いでいました。

陸からすでに大物を見られて気分が上がります!

そして僕のラッキーポイントでサメを待っていると・・・

どーん!と二匹のハンマーヘッドが寄ってきました。

やはりココはラッキーポイントだと再認識。

ゲストさんとマスク越しにニヤニヤしちゃいました^^

3本目は更に本気でザトウクジラに遭遇しようと根待ち。

直接見ることはできませんでしたが、かなり近くを通過

したらしく、ニアミスだった(>_<)

全部水中で見れたらグランドスラムだったなぁ。

でもチャンスはまだある!

潜り続けていればこそですよ!

<気温:16℃ 水温:18.6℃ 透明度:25m>

ライトグレーの背中が大きなハンマーヘッドシャーク
ゲストフォト:キレイなライトグレーでした
優雅に泳ぐ二匹のハンマーヘッドシャーク
ゲストフォト:優雅な泳ぎでした
穏やかな八丈島ナズマドのエントリー場所
湖みたいなナズマド
触角のグラデーションが綺麗なキカモヨウウミウシ
ゲストフォト:触角が歯間ブラシ
柄が素敵なエンビキセワタ
たくさんいるエンビキセワタ

ハンマーヘッドはイルカかと間違えるほど大きかったなぁ

今日で2月も終わりなんですね。

もう今年の1/6が過ぎてしまいました・・・はやっ

ナズマドはとっても静かで、海もギラギラ!

小潮なので流れもほとんどなく、スクーターで沖までスイスイでした。

クジラの声は聞こえるものの、距離は遠そうでした。

器材の準備をしてエントリーするまで海を見ていましたが、クジラの気配なし^^;

ならば水底に集中しても平気かな、と思っていたのがマズかった・・・

毎度学習しないなぁ・・・

水底を観察している時に、また後ろを通過されました(>_<)

振り向いた時には後ろ姿が見えたのですが、あまりに大きくてイルカかと思っちゃいました。

すごい太ったハンマーが三匹、静かに通過して行きました。

あと30病早く顔を上げていたら・・(>_<)

あぁあ、またやっちゃった。

太ったハンマー撮りたかったなぁ。

<気温:16℃ 水温:18.8℃ 透明度:25-30m>

群れで固まっているツバメウオ
ずっと同じところにいます
仲良くサンゴを食べているユウゼンのペア
ユウゼンはいつも仲良くペア

八重根にいたマダラトビエイは瞬間移動のマジックのように速かった

昨日の波はかなり収まった八重根。

雨もついでに上がって、ヤエネコたちも海辺に出てきました。

「じゅ」も見たって言ってたけど、八重根のアーチの上でかっこいいマダラトビエイがホバリングしていることがあるんです。

その場所がお気に入りなのか・・・

そして今日はもっと内側に入ってきていて、食べ物を探していたのか根の間の砂地にいたんです。

背中のたくさんの白いドットのエイが水底にいることをイメージしていないので、見かけた時はちょっと不思議な感じでした。

見たことある柄、図鑑で見るエイでしょ?んっ?ここで?

すぐに八重根のアーチの上でホバリングしていた時の映像が頭に浮かんで「あぁ久々のマダラトビエイだ」って納得できました。

頻繁に見かけない生き物を見ると一瞬止まりますね、動きも思考も。

その後はマダラトビエイらしくビュンッって一気に瞬間移動でいなくなりました。

また気にしていたら見られるかな。

まずはアーチに近づいてきたら、上の方に視線を持っていこう。

<気温:10℃ 水温:18.6℃ 透明度:25-30m>

紫色のグラデーションが綺麗なシンデレラウミウシ
ゲストフォト:シンデレラ
黄色が目立つコガネキュウセン
ゲストフォト:黄色が目立つコガネキュウセン
外套膜が綺麗なコンシボリガイ
ゲストフォト:最近出歩いているのことが多いコンシボリ
岩場から顔を出しているコケギンポ
ゲストフォト:コケギンポの仲間

ニセモチノウオを見るとメガネモチノウオが浮かんでくる

サンゴの間をチョロチョロ動いてなかなかゆっくり観察できないニセモチノウオ。

小さいながらも体の色がとてもキレイで、ライトを当てると映えるお魚です。

ベラの仲間でモチノウオ亜科・・・ということは・・

あの大きなナポレオンフィッシュと同じグループ。

小さくてよく動くニセモチノウオを見ながら、頭の中には大きなプックリした口のナポレオンが浮かんでいます。

毎回です。

サンゴの中に隠れているニセモチノウオのペア
ニセモチノウオのペア