最近見かけるようになった金属プレートのついたアオウミガメ

八重根にはたくさんアオウミガメが住んでいます。

自分の寝る場所も決めてみんなで仲良く生活しています。

そこに最近になって金属プレートをつけたアオウミガメを見かけるようになりました。

今まで気がつかなかったとうことはないと思います。

カメは大好きなので見飽きることもなくいつも近くで観察しているし、釣り糸が絡んでいるとか小さなキズがあるとかも確認していますから、あんなに目立つプレートつけていたら見落とすわけがありません。

で、その子は色々場所を変えながらもそう広くない範囲をうろうろしています。

金属プレートには「JP50075」という番号が読み取れます。

これを検索したら日本ウミガメ協議会というサイトが出てきました。

その会に写真添付してメールを出してみたのですが、返事がありません。

活動しているのだろうか・・・

何らかの調査・研究に番号つけて管理しているのだろうから一助になるといいのだけれど。

八重根の水中で見かけたJP50075のタグのついたアオウミガメ
JP50075のタグのついたアオウミガメ

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クジラはね、気を抜いている時にやってくる

八重根ではザトウクジラに水中で遭遇するチャンスはとても少ないです。

それでも水中では爆音で鳴いていたり、静かにハミングしていたり、毎回ソングは聞こえてきます。

ダイビングの前後でも水面から噴き上がるブローや黒くて大きな背中、立派な尻尾を見ることができます。

でもそれはちょっと離れた距離のクジラです。

でも今日はそれほど水中で大きなソングは聞こえてこなかったけど、海から上がったら防波堤のすぐ先に黒い背中が・・・

しばらく浮いていたかと思ったらブシューってブローが上がりびっくりです。

こんな近くに浮いてるなんて(>_<)

こりゃ少しでも沖に出ていたらバッチリ見えてたぞ!

そうです、クジラは気を抜いている時にやってくるものなんです。

<気温:13℃ 水温:20℃ 透明度:25m>

防波堤のすぐ目の前で背中を出しているザトウクジラ
こんな近くで背中を出していました
エスカを出して狩をしているクマドリカエルアンコウ
エスカを出して狩をしている最中でした
コケムシに尻尾を絡ませているハチジョウタツ
頭のツノと背中の羽がかっこいい
岩の隙間から身を乗り出しているロボコンエビ(アナモリチュウコシオリエビ)
ロボコンどこにいるかわかりますか?
岩の隙間から身を乗り出しているロボコンエビ(アナモリチュウコシオリエビ)
キラキラの爪がかわいいロボコン

海藻のオオバロニアを包み込むイタボヤは成長スピード早いのかなぁ

ガイドなしの調査ダイビングをしていると、本来自分の好きなものに目が止まりついついそこに長居してしまいます。

彼らを心置きなく観察している時はとてもいい脳波が出ているように感じます。

レギュレーターの中にはヨダレも出てるのかな・・・

水面を見上げながら綺麗な金属チックな排気の泡とダースベーダーの呼吸音を聞きながら、今この水中世界にいられる幸せを噛み締めたりもして^^

そしておもむろに岩場の表面に住んでいる「動かないけど動物」たちを愛でるのです。

ホヤやコケムシやヒドロ虫の色やデザインに「うぉーいいねぇ」と一人でモゴモゴ息を荒げたりして。

キレイなぷっくりした海藻のオオバロニアを包むように生活している黄色のイタボヤを見ながら、どんな形状にも広がる柔軟な生活形態と、バロニアにちゃんと光合成ができる表面を残していて優しいなぁなんて勝手に感心してました。

ダイビング中に泳いでいれば必ず目に入る動いている生き物とは違って、自分から観察しないと視界に入らない目立たない存在の水底の生き物をこれからもずっと愛でていきます。

<気温:13℃ 水温:20℃ 透明度:25m>

海藻のオオバロニアを包んで育っているイタボヤの仲間
オオバロニアを優しく包んでいます
鮮やかなオレンジ色の小さなヒトデ
大きさ5ミリ、これで大人か?アミメジュズベリのちびちゃんか?
歌舞伎の見栄を切るポーズをしているキンチャクガニ
歌舞伎の見栄を切るポーズにいつも見えてしまう
サンゴヤドカリのようにツブツブの目をした綺麗なヤドカリ
サンゴヤドカリ系かな?あなたは誰になるの??

一度は着岸できると判断したけどダメになっちゃった

南岸低気圧の影響で、関東の平野部でも雪の予報出ましたね。

東海汽船が夜の間移動しているコースを横切るようにその低気圧が通過しました。

きっと船は欠航するだろうと思っていたら、八重根港に入港ということでした。

「この荒れた中をやってきたんだ!」って感心していたら、防災無線で欠航のアナウンスが。

一度は着岸できると判断したけど、思いのほかウネリが出てダメになってしまった。

この辺まで揺られて来て回れ右・・・乗っている人はきついだろうなぁ・・・

ほぼ一日の伊豆諸島無料クルーズになったということか。

この季節に何度か関東の南海上を通過する低気圧は関東に雪を降らせ悪天候をもたらす悪者に思われがちですが、もうすぐ春になりますよという春の使者なのです。

南岸低気圧の通過したあとの空
南岸低気圧の通過したあとの空
南岸低気圧の通過で荒れる八重根の桟橋
低気圧の通過で荒れました
南岸低気圧の通過したあとの空
低気圧が引きずる雲で空は真っ黒

雪を降らせる低気圧が来る時は暖かい南風が吹いてきます

立春も過ぎて、暦の上では春が始まる頃です。

が、、、しかし、、、

関東は平野でも雪ですね。

明日の朝は道路も歩道もツルンツルンかしら(>_<)

皆様お気をつけて。

関東に雪をもたらすいわゆる南岸低気圧がやってくる前には、島では温かい南風が吹いてきます。

夜になっても気温は18度とぬるいです。

八重根の猫たちも今は寒くないかもね。

でも明日のお昼は風も強く寒いので、静かにしているのでしょうね。

東屋で雨をしのいでいる野良猫
みんなで雨を避けてたヤエネコたち

今シーズン見納めの最後のウチワザメかしら

今年も何匹か姿を見せてくれたウチワザメたち。

一年のうちで観察できるのは、水温が下がってきた頃から冬場の2・3ヶ月くらいしかありません。

海の中の季節を教えてくれるとても大好きな生き物です。

今日も八重根の沖の砂の上を探していたら、一匹だけ砂に埋もれて休んでいるウチワザメが見えました。

パカパカと上に向いているエラから呼吸している姿はとても可愛らしい。

これが今シーズンの見納めになるのかなぁ。

もうお腹も大きくないのでお母さんウチワザメではなさそう。

新しく産まれたチビウチワザメだろうか・・・

これから時間をかけてまた沖の深場に帰っていくんですね。

そしてまた12月頃に戻ってくるのを待ってるよぉという気持ちをテレパシーで送りました^^

<気温:15℃ 水温:21℃ 透明度:25m>

砂に埋もれて呼吸しているウチワザメ
もうすぐ沖に帰って行くウチワザ
カイメンを覗いてみると中のエビと目が合うかもよ
カイメンを覗いてみると中のエビと目が合うかもよ
カイメンの中に住んでいるカイメンカカウレエビ
いました。カイメンカクレエビ