軟体動物のウミウシはその名前の通りクネクネしていて、どんな場所にもどんな角度にもくっ付きます。
重力の世界に暮らす僕らの生活からは、水底を這って歩いてくれている構図が一番安心するというか違和感がないと思うんですが、そうでない場面を見かけることの方が圧倒的に多いですよね。
カメラを構えても、縦横が決まらない構図の時がとても多いのではないでしょうか。
なんでよりによってこんな姿勢になってるのぉ〜っていう時もしばしば。
でもそれが水中の生き物の自然の暮らしで、大きなお世話って言われちゃいますね^^;
写真のシンデレラはオーバーハングの入り口の天井に今にも落ちそうな口先だけで掴まっていました。
地面や生き物の向きや上下が正しくないですが、これが水中世界の面白いところだと感じます。
頭の中の重力という意識を、水中では浮力の世界にして観察するとカメラを構える相手が増えるかもしれませんよ。