ウチワザメに似ているヤッコエイと区別がつきにくいことがあります

今年もちゃんとこの季節にやってきてくれたウチワザメ。

砂に潜ってじっとしながらお腹の子供を成長させていきます。

そんな砂に潜っているシーンに出くわす中で、ウチワザメに似ているヤッコエイと区別がつきにくいことがあります。

体のほとんどが砂の中に埋もれているので表面に出ている部分は目と鰓くらいかな。

尻尾が出ていないと区別するのが難しくなります。

それでも顔の形状が違うので、目と鰓だけでも違いを判断することはできます。

ヤッコエイの方は目の周りの顔が盛り上がっているので砂に隠れていたとしてももっこりした部分があります。

それに比べてウチワザメの方は、顔が平たいので目の周りが盛り上がることがありません。

鰓の部分が盛り上がっていればエイ、砂地と同じく平らなままだったらウチワザメ、というふうに覚えておくといいと思います。

尻尾が出ているとのが見えたら、エイはピンと長細く尖った尻尾で、ウチワザメはサメのようなヒレが2枚立ってるのが確認できると思います。

観察できる期間が短いので、見つけられた時は毎回観察したい愛らしい生き物です。

これからは平らだった背中がどんどん胎児が大きくなるので盛り上がってきて砂に全部隠れられなくなってしまいます。

それだけ見つけ易くなりますので、ストレスを与えない優しい観察を心がけたいものです。

<気温:18℃ 水温:23℃ 透明度:30m>

クラウンダイバースのお店から見える八重根港に入っている橘丸
今日も橘丸は八重根に入って来ました
砂に潜って目と鰓だけが見えるヤッコエイ
ヤッコエイは頭がもっこり盛り上がっています
砂に潜って目と鰓だけが見えるウチワザメ
ウチワザメは頭がもっこりしません

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